バライチゴ(刺苺)(読み)バライチゴ(英語表記)Rubus illecebrosus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バライチゴ(刺苺)」の意味・わかりやすい解説

バライチゴ(刺苺)
バライチゴ
Rubus illecebrosus

バラ科の草状の小低木で,ミヤマイチゴともいい,本州中部と四国九州山地に生える。地下に長い根茎がはい,茎は直立し,高さ 40cmぐらい,無毛で角張り,とげを散生する。葉は有柄で互生し,奇数羽状複葉で,披針形の小葉を1~3対つける。花は枝先に1個頂生し,白色で径は約 3cmほどである。萼片は卵状三角形,花弁は5枚で水平に開出し,広楕円形で萼片より長い。核果は小型球形で,多数集って楕円形となり赤く熟する。食用になる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android