ブーシェル(英語表記)Būshehr

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブーシェル」の意味・わかりやすい解説

ブーシェル
Būshehr

別称バンダレ・ブーシェル Bandar-e Būshehr。イラン南西部,ブーシェル州州都で,ペルシア湾に面する港湾都市。かつて,シーラーズ-エスファハン-テヘランという古代通商路の起点であり,現在もそのルートで道路が走っているが,1736年頃に建設された港そのものは港湾設備が貧弱であり,さらにイラン縦断鉄道の建設で重要性は減じた。 1930年代以来,多くの人口が流出し,アバダンバーレーンクウェートへの季節移民も多い。現在は漁業基地として重要で,水産加工が盛ん。イラン=イラク戦争で大きな被害を受けた。人口 12万 787 (1986) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android