ヤマウコギ(山五加木)(読み)ヤマウコギ(英語表記)Acanthopanax spinosus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヤマウコギ(山五加木)」の意味・わかりやすい解説

ヤマウコギ(山五加木)
ヤマウコギ
Acanthopanax spinosus

ウコギ科の落葉低木。オニウコギともいう。山野に普通に生える。幹は 2mぐらいとなり,枝にはとげがある。葉は互生し,短枝に数枚が束生する。長い柄のある掌状複葉で5枚の小葉から成り,小葉は長さ3~7cmの倒卵状長楕円形をしている。5月頃に,やや長い柄の先に散形花序を単生し,柄のある黄緑色の小さい花を密生する。雌雄異株で,花弁は5枚。果実はやや扁平な球形で黒熟する。

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