短枝(読み)タンシ

デジタル大辞泉 「短枝」の意味・読み・例文・類語

たん‐し【短枝】

節と節の間が年々わずかしか伸びない枝。イチョウカラマツなどにみられる。

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精選版 日本国語大辞典 「短枝」の意味・読み・例文・類語

たん‐し【短枝】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 短い枝。〔孟郊折楊柳
  3. 節がつまっていて年々ごくわずかしか伸びない枝。イチョウ、カラマツ、ウコギなどで見られるが、これが急に伸びはじめて節間の長い長枝(ちょうし)をつくることもある。

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盆栽用語集 「短枝」の解説

短枝

文字通り短い枝のこと。枝には、よく伸びた枝(徒長枝)・その年伸びた枝の基部付近から出る生長の少ない枝(短枝)・その中間の枝(中枝)があり、短枝は組織が充実していて、花芽や実が結実しやすいという性質がある。特に実もの樹種の一部ではこの短枝にのみ花芽を持つものが多いので、枝づくり過程で短枝を多く残すことを目指したい。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「短枝」の意味・わかりやすい解説

短枝
たんし

苗条

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世界大百科事典(旧版)内の短枝の言及

【枝】より

…枝は主茎と位置や大きさで差があっても,構造や機能の面では変りがないが,植物群によっては特異な形をとるものがある。節間が短く葉を叢生する短枝(マツ),葉状になっている仮葉枝(ナギイカダ),針状または鉤(かぎ)状で葉もない茎針(カギカズラ),無性生殖を行う芽体(トウゲシバ),横走枝(オランダイチゴ)などがその例である。 茎から分枝によって枝がつくられる様式にはいくつかの型が認められる(図)。…

※「短枝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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