散形花序(読み)さんけいかじょ(英語表記)umbel

翻訳|umbel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

散形花序
さんけいかじょ
umbel

無限花序の一種で,花序軸の頂端に,ほぼ同じ長さの花柄をもつ多数の花が放射状についている花序。これは総状花序の主軸が短縮し多数の花が一点に集った形と考えられ,ウコギ科,セリ科に普通で,そのほかサクラソウ科,ネギ類,ヒガンバナ類などにもみられる。散形花序の花に相当する部分が,さらにもう一つの散形花序を形づくる場合,これを複散形花序といい,シシウドハマボウフウ,その他多くのセリ科植物にみられる。

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世界大百科事典内の散形花序の言及

【花序】より

…花序の主軸の有無,花柄の有無,主軸と花柄の相対比によって,さらに多数の型に分けられる。無限花序の主なものは,総状花序(フジ),穂状花序(オオバコ),散房花序(ヤブデマリ),散形花序(サクラソウ,セリ)などがあり,キク科の頭花は花序の周辺部から中心部へ向かって咲くため,無限花序であり,またイネ科の小穂,テンナンショウ科の肉穂花序,ヤナギ科などの尾状花序もこの例である(図1)。有限花序は軸の頂端が花で終わり仮軸分枝となっているものが多く,分枝の数により次のように分けられる。…

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