ルイシャム(英語表記)Lewisham

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルイシャム」の意味・わかりやすい解説

ルイシャム
Lewisham

イギリスイングランド南東部,グレーターロンドンを構成する 33地区の一つ。内部ロンドンに属する区で,ロンドン市(シティ)の南東方にあり,北端部がわずかにテムズ川に面する。おもに住宅地区となっているが,電機その他の工業が区内各地に立地する。テムズ川沿岸にはヘンリー8世在位 1509~47)がデトフォード・ドックを建設,ロシア皇帝ピョートル1世もここで造船技術を学んだ。造船所は 1869年閉鎖され,のち一帯は再開発されたが,造船所の建物の一部はアパートに改造され,今日も利用されている。ロンドン大学の一部をなすゴールドスミスカレッジ,ホーニマン博物館などがある。面積 35km2人口 24万8922(2001)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android