三井石油化学工業(読み)みついせきゆかがくこうぎょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三井石油化学工業」の意味・わかりやすい解説

三井石油化学工業
みついせきゆかがくこうぎょう

総合石油化学会社。 1955年日本初の総合石油化学工業実現を目指して,三井系8社の共同出資により設立された。 56年山口県岩国に工場建設を開始,58年には日本最初の総合石油化学工場として操業を開始。 60年アメリカのデュポンとの折半出資により三井ポリケミカルを設立し,高圧法ポリエチレンを製造。 62年三井化学,三井ポリケミカル,大日本化成と石油コンビナートを建設。 67年には千葉工場での操業を開始。中低圧ポリエチレンと合繊原料を中心に各種石油化学製品を生産していた。 78年には日本石油化学 (日本石油子会社) と共同で設立した浮島石油化学の工場が操業開始。 97年 10月三井東圧化学と合併し三井化学となった。

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