中継ぎ機構

流通用語辞典 「中継ぎ機構」の解説

中継ぎ機構

商品の流通機構において、小口の商品収集・分散によるロスを軽減するために、大口の商品供給者と大口需要者を結合して取引を成立させる機構をいう。産業用原燃料や農水産物などの流通においてこの中継ぎ機構がみられるが、一般の消費用品でも大規模生産業者と小口卸売商との間で成立していることが多い。生鮮食品中央卸売市場や商品取引所も一種の中継ぎ機構であり、その商行為は仲介が主となっている。また、中継ぎ機能を果たしている卸売商を仲継卸と呼ぶ。

出典 (株)ジェリコ・コンサルティング流通用語辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android