串柿(読み)クシガキ

デジタル大辞泉 「串柿」の意味・読み・例文・類語

くし‐がき【串柿】

渋柿の皮をむき、1本竹串数個刺して干したもの。 秋》

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精選版 日本国語大辞典 「串柿」の意味・読み・例文・類語

くし‐がき【串柿】

〘名〙 渋柿の皮をむき、竹や木の串に刺して干したもの。ほしがき。ころがき。《季・秋》
庭訓往来(1394‐1428頃)「串柿、熟柿」 〔俳諧・手挑灯(1745)〕

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デジタル大辞泉プラス 「串柿」の解説

串柿

和歌山県橋本市、竹虎堂が製造・販売する銘菓。柿の実と黄身餡を練り込んだ焼き菓子。富有柿の串柿(干し柿)をモチーフにしており、串の部分に見たてた塩昆布を添えてある。

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世界大百科事典(旧版)内の串柿の言及

【カキ(柿)】より


[渋抜き]
 渋柿は熟柿(じゆくし)にするか人工的な渋抜きを行う。渋抜きには湯抜き法,アルコール抜き法,(炭酸)ガス抜き法,凍結法などによりさわし柿にする方法と,干し柿または串(くし)柿にする方法がある。渋みは果肉中のタンニン細胞に存在する水溶性タンニンによる。…

【干柿】より

…渋柿の皮をむいて日に干したもの。縄や糸につるして干すものと,竹や木の串にさして干すものがあり,前者をつるし柿,後者を串柿と呼ぶ。ころ柿はつるし柿の別名で,《雍州府志》(1684)は,干したものを転がして丸くするので〈転柿(ころがき)〉と呼ぶ,としている。…

※「串柿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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