デジタル大辞泉
「熟柿」の意味・読み・例文・類語
じゅく‐し【熟▽柿】
よく熟して柔らかくなったカキの実。ずくし。じゅくしがき。《季 秋》「切株におきてまったき―かな/蛇笏」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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じゅくし‐がき【熟柿】
- 〘 名詞 〙
- ① =じゅくし(熟柿)
- [初出の実例]「じゅくしがきとも云はざりける柿の、さすがに旨(うま)かりければ」(出典:仮名草子・仁勢物語(1639‐40頃)上)
- ② ( 呼気が①の匂いに似ているところから ) 吐く息が酒臭い人をたとえていう語。
- [初出の実例]「かみさんかみさん。又御亭主が横町のどぶの中に倒れてさ。込ったやまいだ。いっそ熟柿(ジュクシガキ)と来た」(出典:咄本・くだ巻(1777)生酔)
じゅく‐し【熟柿】
- 〘 名詞 〙 熟した柿。よく熟して柔らかくなった柿。きざわし。ずくし。じゅくしがき。《 季語・秋 》
- [初出の実例]「又奉熟柿二荷」(出典:権記‐長保元年(999)一〇月一〇日)
- 「今は只老たるも若きも、貴きも賤きも、野分の枝の熟柿(ジュクシ)にて、一ツも落ちぬはなかりけり」(出典:談義本・風流志道軒伝(1763)二)
- [その他の文献]〔本草綱目‐草部・栝楼・集解〕
ずく‐し【熟柿】
- 〘 名詞 〙 熟した柿。じゅくし。
- [初出の実例]「突慳貪(つっけんどん)に窘(たしな)むる宗太郎の息は、例(いつ)にも無く熟柿(ヅクシ)のやうに臭かりき」(出典:寝白粉(1896)〈小栗風葉〉四)
うみ‐がき【熟柿】
- 〘 名詞 〙 熟した柿の実。《 季語・秋 》
- [初出の実例]「心してこのみもをらんゆふされはよをうみかきにあらし吹く也」(出典:散木奇歌集(1128頃)秋)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の熟柿の言及
【カキ(柿)】より
…果色は果皮のカロチノイド色素によるが,そのうちで濃朱色のリコピンの含量は初秋の日照条件と関係が深いといわれる。
[渋抜き]
渋柿は熟柿(じゆくし)にするか人工的な渋抜きを行う。渋抜きには湯抜き法,アルコール抜き法,(炭酸)ガス抜き法,凍結法などによりさわし柿にする方法と,干し柿または串(くし)柿にする方法がある。…
※「熟柿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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