丸岡九華(読み)まるおか きゅうか

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「丸岡九華」の解説

丸岡九華 まるおか-きゅうか

1865-1927 明治時代詩人,小説家
慶応元年生まれ。尾崎紅葉らの硯友(けんゆう)社の創立にくわわり,小説「散浮花(ちりうくはな)」や新体詩を発表。東京高商(現一橋大)卒業後は文学から遠ざかり実業界で活躍した。昭和2年7月9日死去。63歳。江戸出身。本名は久之助。別号に春亭,山茶花,桂堂など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の丸岡九華の言及

【硯友社】より

…明治中期の文学結社。1885年(明治18)2月,東京大学予備門在学中の尾崎紅葉,山田美妙(びみよう),石橋思案(1867‐1927)らが高等商業生徒の丸岡九華(きゆうか)らをかたらい創立した。同年5月から機関誌《我楽多(がらくた)文庫》を創刊,小説,漢詩,戯文,狂歌,川柳,都々逸(どどいつ)など,さまざまな作品を載せた。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」