日本大百科全書(ニッポニカ) 「亀山八幡宮(長崎県)」の意味・わかりやすい解説
亀山八幡宮(長崎県)
かめやまはちまんぐう
長崎県佐世保(させぼ)市八幡町に鎮座。応神(おうじん)天皇、仲哀(ちゅうあい)天皇、神功(じんぐう)皇后、仁徳(にんとく)天皇、保食神(うけもちのかみ)を祀(まつ)る。旧平戸(ひらど)藩主松浦(まつら)家の旧記によれば、天武(てんむ)天皇の白鳳(はくほう)4年(675)8月15日、赤崎岳に宇佐八幡の神霊が西海鎮護のために顕(あらわ)れるという神託があったので、宇佐八幡宮に詣(もう)で分霊を奉斎したのが当社の創建という。1932年(昭和7)12月、県社に列した。1960年(昭和35)6月、亀山八幡神社を亀山八幡宮と改称。秋祭は11月1~3日。「佐世保くんち」として有名。
[落合偉洲]