白鳳(読み)ハクホウ

デジタル大辞泉 「白鳳」の意味・読み・例文・類語

はくほう【白鳳】

年号白雉はくち」の異称

はく‐ほう【白×鳳】

白色羽毛鳳凰ほうおう

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精選版 日本国語大辞典 「白鳳」の意味・読み・例文・類語

はく‐ほう【白鳳】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 白い羽毛の鳳。白い鳳凰。
    1. [初出の実例]「久積丹蛍之光、未白鳳之夢」(出典本朝文粋(1060頃)九・於鴻臚館餞北客帰郷詩序〈紀在昌〉)
    2. [その他の文献]〔洞冥記‐巻一〕
  2. [ 2 ] 私年号の一つ。相当年代には諸説があるが、孝徳斉明天智・弘文・天武の五朝にわたり断続的に用いられたと思われる。

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デジタル大辞泉プラス 「白鳳」の解説

白鳳

岡山県和歌山県山梨県などで生産されるモモ。大きさは250~300g程度。肉質は緻密で甘い。神奈川県農業試験場が「白桃」と「橘早生」の交配により育成した品種で、1933年に命名多数の派生品種がある。

白鳳(パイフォン)

金魚一種青文魚(せいぶんぎょ)が全身褪色して銀白色になったもの。

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世界大百科事典(旧版)内の白鳳の言及

【元号】より

…こうして年号は律令制度の確立とともに公式紀年として認められることとなり,以後断絶することなく現代に及んでいる。なお,白雉から大宝に至る7世紀の後半に白鳳,朱雀の年号があったと言われるが,白鳳は白雉の,朱雀は朱鳥の別称と考えられる(これには異説もある)。 文武天皇から平成の今上天皇に至るまで,代数にして84代(北朝を加えると89代)の間に年号は244(このうち北朝の年号は17)を数える。…

【モモ(桃)】より

…利用の目的によって生食用と加工用(缶詰用)に分けることもあり,後者には果肉が不溶質の品種が用いられる。主要品種には布目早生(6月中・下旬成熟),砂子早生・倉方早生(6月下旬~7月上旬,花粉不稔性品種),白鳳(7月中・下旬),大久保(7月下旬),白桃(8月上・中旬)があり,そのほかに地方の特産的品種として早生桃山,都白鳳,浅間白桃,志賀白桃,勘七白桃など数多くの品種が栽培されている。また,黄肉の加工用品種には錦,ファースト・ゴールドなどが,ネクタリンでは,興津,秀峰などが育成,栽培されている。…

※「白鳳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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