京花紙(読み)きょうはながみ

百科事典マイペディア 「京花紙」の意味・わかりやすい解説

京花紙【きょうはながみ】

コウゾ原料としたきわめて薄い手すき和紙。婦人用の高級懐紙主産地福岡県佐賀県など。現在,化学パルプ,またはこれにコウゾ繊維を配合した機械ずきのものが多いが,品質前記のものに劣り,弱い。→薄葉紙
→関連項目ちり(塵)紙

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の京花紙の言及

【ちり紙(塵紙)】より

…近年はトイレットペーパー用とされることが多く,これは古紙に多少化学パルプを配合して,柔軟性,吸水性,強度をもたせたちり紙を巻いたものである。婦人用懐中紙として用いられる京花紙は化学パルプを原料とする薄葉紙である。【柳橋 真】。…

※「京花紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android