人丸(読み)ヒトマル

デジタル大辞泉 「人丸」の意味・読み・例文・類語

ひとまる【人丸】

柿本人麻呂かきのもとのひとまろ

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精選版 日本国語大辞典 「人丸」の意味・読み・例文・類語

ひとまる【人丸】

[2] 〘名〙 (一)の作という目覚ましの歌によるまじない。「ほのぼのとあかしのうらあさぎりにしまがくれゆく舟をしぞ思ふ」の歌の上の句を唱えて寝ると、朝早く目覚めるという俗信があり、目覚めてから下の句を唱えるという習慣があった。
※雑俳・柳多留‐二九(1800)「人丸を枕時計に奥でする」

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