付法蔵因縁伝(読み)ふほうぞういんねんでん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「付法蔵因縁伝」の意味・わかりやすい解説

付法蔵因縁伝
ふほうぞういんねんでん

釈尊の入滅後,付法相伝した 23祖師の因縁を叙述したもの。6巻。北魏の延興2 (472) 年吉迦夜,曇曜の共訳となっているが,サンスクリット語からの訳本ではなく口伝による作成らしい。特に天台宗禅宗では古来尊重されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android