侯顕(読み)こうけん(英語表記)Hou Xian; Hou Hsien

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「侯顕」の意味・わかりやすい解説

侯顕
こうけん
Hou Xian; Hou Hsien

中国宦官永楽帝に仕えた。帝はチベットを招撫するため,当時最も勢力のあったラマ僧の哈立麻を招こうとして永楽1 (1403) 年侯顕を使節として派遣した。彼は同4年哈立麻を同道して帰り,その功によって太監となった。その後同 11年命によって再びネパールに行き,同 13年には海路インドのベンガルにおもむいて,いずれも朝貢させるのに成功した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android