八咫(読み)ヤタ

デジタル大辞泉 「八咫」の意味・読み・例文・類語

やた【八×咫】

《「やあた」の音変化。「あた」は尺度単位名》大きいこと。また、長いこと。「八咫がらす」
御佩刀みはかしの―のつるぎの」〈播磨風土記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「八咫」の意味・読み・例文・類語

や‐あた【八咫】

〘名〙 (「あた(咫)」は上代の尺度の一つで、親指中指一説人差指)とを広げた長さ) あたの八倍の長さ。転じて、非常に長いこと、大きいこと。やた。
古事記(712)上「中つ枝八咫鏡、〈八咫を訓みて八阿多(やアタ)と云ふ〉を取り繋け」

やた【八咫】

〘名〙 (「やあた(八咫)」の変化した語で、「あた」は長さの単位) 大きいこと。また、長いこと。

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