八杉竜一(読み)やすぎ りゅういち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「八杉竜一」の解説

八杉竜一 やすぎ-りゅういち

1911-1997 昭和-平成時代の生物学史家。
明治44年9月6日生まれ。八杉貞利(さだとし)の子。昭和37年東京工業大教授となる。47-57年早大教授。進化論,科学方法論などの研究にとりくみ,科学評論家としても知られる。ダーウィンの生存競争説がマルサスの「人口論」から生まれたという定説を批判した。平成9年10月27日死去。86歳。東京出身。東京帝大卒。著作に「進化学序論」「生物学的人間像」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の八杉竜一の言及

【八杉貞利】より

…晩年の大きな仕事は《岩波ロシヤ語辞典》で,60年完成した。長男八杉竜一(1911‐97)は生物学史家として知られる。【木村 彰一】。…

※「八杉竜一」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android