反米・段米(読み)たんまい

精選版 日本国語大辞典 「反米・段米」の意味・読み・例文・類語

たん‐まい【反米・段米】

〘名〙
平安時代国衙検田収納の際、付加税として徴収された反別二、三升程度の米。
東大寺文書‐大治二年(1127)八月二八日・筑前国黒島荘地子結解状「段米二石二斗四升四合」
② 鎌倉・室町時代、幕府朝廷荘園領主などが、臨時の入用に際して、諸国荘園を対象に反別に賦課した米。
金沢文庫古文書‐(年月日未詳)経秀書状(七〇〇)「当山去年段米〈略〉段米者沙汰人存知」

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