哲学は神学の婢(読み)てつがくはしんがくのはしため

山川 世界史小辞典 改訂新版 「哲学は神学の婢」の解説

「哲学は神学の婢」(てつがくはしんがくのはしため)
Philosophia ancilla theologial

西欧中世哲学は,聖書教父著作をできるだけ正確に理解しようとする知的営為として発展した。また人間や自然の探究でも,聖書の教えに反しないことが第一とされた。そのかぎりで哲学は,神学に奉仕するものだった。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

旺文社世界史事典 三訂版 「哲学は神学の婢」の解説

哲学は神学の婢
てつがくはしんがくのはしため

中世のヨーロッパにおいて,神学が最高の学問であったことを示す言葉
キリスト教の教理信仰倫理を研究する神学は,中世ヨーロッパの学問の中核であった。

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