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教父 きょうふ patres ecclesiae; church fathers

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

教父
きょうふ
patres ecclesiae; church fathers

「教会の父」の意。信仰上の師弟の関係を父子の関係にたとえた呼称で,古代および中世初期のキリスト教思想家,著作家のうち,その信仰,思想,生活が全教会の模範,規範となるような人々について用いられる名称である。

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デジタル大辞泉の解説

きょう‐ふ〔ケウ‐〕【教父】

カトリック教会で、2~8世紀に現れた神学者のうち、正統信仰をもち、聖なる生涯を送り、教会に公認された人々。オリゲネスアウグスティヌスなどが有名。

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百科事典マイペディアの解説

教父【きょうふ】

キリスト教世界において,その著作が聖書に次ぐ,あるいは同等の権威を有するとされる古代の著作家の称。ラテン語pater,英語Father。うち正統信仰の擁護に寄与し,神学上の貢献が大きく,聖人でもある場合は特に〈教会博士doctores ecclesiae〉と呼ばれる

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世界大百科事典 第2版の解説

きょうふ【教父】

古代および中世初期の有力なキリスト教著作家のうち,教会によって正統信仰の伝承者として認められた人々の総称。教父の著作および思想の研究を〈教父学patristics(patrology)〉と呼ぶ。教父にあたるギリシア語patēr,ラテン語paterはいずれも〈父〉の意味で,古代教会においては主教の敬称であった。しかし4世紀には,聖書に明示されない教義や教説の擁護と確立のために,正しい信仰を伝えたと認められる神学者の著作を権威とする習慣が一般化し,そのような著作家をとくに教会の〈父〉と呼ぶようになった。

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大辞林 第三版の解説

きょうふ【教父】

〔church fathers〕 古代キリスト教会の代表的神学者。カトリック教会では、その中でも正統信仰をもち、模範的な生涯を送ったとして特に公認された人々をいう。アウグスティヌスなどが有名。教会教父。
男性の代親。代父。 → 代親

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

教父
きょうふ
church fathers英語
Kirchenvterドイツ語

「教会の父」の意。教父とは一般的には古代教会における代表的神学者をさす。ただしカトリック教会では、そのなかでもとくに正統信仰をもち、聖なる生涯を送り、教会によって公認され、古代(2~8世紀)に属する特定の神学者に限定されている。
 教父は、その著作に用いた言語によって「ギリシア教父」と「ラテン教父」に大別される。ギリシア教父は比較的に思弁的であり、プラトニズムの影響下で、教義(三位(さんみ)一体論とキリスト論)の形成に寄与した。ユスティノス、イレナエウス(エイレナイオス)、クレメンス(アレクサンドリアの)、オリゲネス、アタナシウス、バシレイオス、グレゴリオス(ニッサの)、クリソストモス、キリロス(アレクサンドリアの)など。ラテン教父は比較的に実践的で、とりわけ教会の伝統や倫理や職制の形成に貢献した。テルトゥリアヌス、キプリアヌス、ラクタンティウス、アンブロシウス、ヒエロニムス、アウグスティヌス(ギリシア教父の特色をもあわせもつ)、ボエティウスなど。これら教父たちの神学思想大系を「教父神学」または「教父哲学」といい、教父についての研究を「教父学」という。[荒井 献]

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世界大百科事典内の教父の言及

【司教】より

…按手礼によって使徒の後継者として立てられた,地方教会の統治者であり,各地に分散しているキリスト者が祭司の民として一致して礼拝を行うために,一同に奉仕する司祭(長老)団の中心人物。地方教会を統括する牧者として神の民を牧し,父である神の配慮を具体化する者として〈教父〉と呼ばれた。第2バチカン公会議は,この司教と司祭の役職を奉仕的祭司職と呼ぶ。…

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