デジタル大辞泉
「壺壺」の意味・読み・例文・類語
つぼ‐つぼ【×壺×壺】
子供の玩具の一。底が平たく、中ほどがふくれ、口の狭い土器。これを回すと、つぼつぼと鳴るという。近世、伏見稲荷で売られた。
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つぼ‐つぼ【壺壺】
〘名〙
①
稲荷神社の
神饌に用いた小さい土器の
窪坏(くぼつき)。のち形が変化して
子どもの玩具となった。底が平たく、
中程はふくれ口のせまい土器。
両手でまわせば、つぼつぼと鳴るところからの名という。
※俳諧・犬筑波集(1532頃)雑「わらはべの縁にてくるう
薬師堂 もて遊ぶらし
瑠璃のつぼつぼ」
※東京風俗志(1899‐1902)〈
平出鏗二郎〉中「芝西久保壺屋の壺々
(ツボツボ)、日本橋栄太楼の甘名納豆・村時雨」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報