瑠璃(読み)るり

デジタル大辞泉の解説

るり【瑠璃/×琉璃】

《〈梵〉vaiḍūryaの音写「吠瑠璃(べいるり)」の略》七宝の一。青色の美しい宝石。赤・緑・紺・紫色などもあるという。
ラピスラズリのこと。
瑠璃色」の略。
青い羽色のオオルリコルリルリビタキのこと。 夏》「―啼いて青嶺(あをね)閃(ひらめ)く雨の中/不死男
ガラスの古称。玻璃(はり)。
「―、さんごじゅの餝(かざ)り銀の鎰(かぎ)、金の輪」〈浮・織留・一〉

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大辞林 第三版の解説

るり【瑠璃】

vaidūrya の音訳「吠瑠璃べいるり」の略〕
光沢のある青い宝石。七宝の一。ラピスラズリ。
ガラスの古名。 「沈じんの箱に、-の坏つき二つすゑて/源氏 梅枝
「瑠璃色」の略。
「瑠璃鳥るりちよう」の略。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

瑠璃
るり

サンスクリット語はバイドゥーリヤvairya(俗語形はベールーリヤvelriya)で、吠(べい)瑠璃、琉璃(るり)などと音訳される。青色の宝石として仏典に頻出する。四宝(金、銀、瑠璃、玻璃(はり))または七宝の一つとしてつねに第三位に位置する。アフガニスタンのバダクシャーンに産地があったラピスラズリ(青金石)であろうとされる。西暦紀元以後は青色のガラス製品も瑠璃とよばれた。[定方 晟]

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動植物名よみかた辞典 普及版の解説

瑠璃 (ルリ)

動物。ヒタキ科に属するオオルリ・コルリの略称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典内の瑠璃の言及

【ガラス工芸】より

…パルティア時代に入ってその伝統はやや衰えたが,ササン朝時代になって再興し,カット・グラス製品を大流行させて全世界に輸出していった。日本や中国に伝えられた白瑠璃碗は,そのササン・カット・グラスの典型的一例である。一方,エジプトのガラスは当初テル・エル・アマルナやマルカタなどの王宮に所属した御用窯で作られたが,前13世紀ころより民窯も始められ,バラエティに富むガラス器が作られた。…

【ガラス玉】より

…中国にはガラスを指す語が種々あるが,日本で採用したのは,〈琉璃(るり)〉または〈瑠璃(るり)〉である。734年(天平6)の《造仏所作物帳》に見る〈琉璃雑色玉〉は,その早い使用例である。…

【ラピスラズリ】より

…ラピスラズリはペルシア語の紺碧色を意味するlāzhwardに,ラテン語で石を意味するlapisをつけたもの。日本でも瑠璃(るり)と称して七宝の一つに数えられ,また〈群青(ぐんじよう)〉と呼ぶ青色の岩絵具として昔から用いられてきた。【近山 晶】 ラピスラズリはアウインhaüyne(藍方石),ノゼアンnosean(黝(ゆう)方石),ラズライトlazurite,ソーダライトsodalite(方ソーダ石)が固溶体を形成するソーダライト族の鉱物である。…

※「瑠璃」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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