大御(読み)オオミ

デジタル大辞泉 「大御」の意味・読み・例文・類語

おお‐み〔おほ‐〕【大御】

[接頭]神・天皇に関する語に付いて、最高の尊敬の意を表す。「大御あかし大御灯)」「大御大御食)」
[補説]後に、「おほむ」を経て「おほん」「おん」「お」と変化した。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大御」の意味・読み・例文・類語

おお‐み おほ‥【大御】

〘接頭〙 (「おお」「み」ともに接頭語) 主として神、天皇に関する物事を表わす語に付いて、その物事の所有主、作用主である神、天皇をきわめて尊ぶ意を表わす。「おおみあかし(大御灯)」「おおみいつ(大御稜威)」「おおみかみ(大御神)」など。
[補注]のちに「おおん→おん→お」と変化した。

おおい‐ご おほい‥【大御】

〘名〙 年長の女性をうやまっていう語。
土左(935頃)承平五年二月六日「かのふなゑひの淡路しまのおほいご、都ちかくなりぬといふをよろこびて」

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