大牢(読み)タイロウ

デジタル大辞泉 「大牢」の意味・読み・例文・類語

たい‐ろう〔‐ラウ〕【大×牢/太×牢】

中国で、天子社稷しゃしょくを祭るときの、牛・羊・豚などの供え物。
りっぱな料理。ごちそう。
「―の滋味、煮焼て一鍋三百銅」〈魯文安愚楽鍋
江戸時代、江戸小伝馬町の牢で戸籍のある庶民犯罪者を入れた牢。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「大牢」の読み・字形・画数・意味

【大牢】たいろう

太牢

字通「大」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の大牢の言及

【牢屋】より

…練塀と堀に囲まれた約2600坪余の敷地の中には,獄舎のほか,囚獄(牢屋の長)石出帯刀(たてわき)や牢役人の住居・詰所(つめしよ),死刑場,拷問場などが付属していた。獄舎には旗本(ただし500石以上は大名等に預ける)や格式の高い神官・僧侶を収監する揚座敷(あがりざしき),御家人・藩士・神官・僧侶等を入れる揚屋(あがりや),庶民を収容する狭義の牢,すなわち大牢(たいろう),二間牢(にけんろう),百姓牢の区別があった。女性は全部揚屋の一つに集め,これを女牢と称した。…

※「大牢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android