天童[市](読み)てんどう

百科事典マイペディア 「天童[市]」の意味・わかりやすい解説

天童[市]【てんどう】

山形県東部,山形市の北に接し,山形盆地中部と東部山地を占める市。1958年市制。中心の天童は国道13号線に沿って細長い街村型の商店街が発達奥羽本線が通じ,国道48号線が分かれる。水田中に天童温泉石膏泉,66℃)がわき,旅館が多い。周辺には水田,果樹園が広く,リンゴブドウモモサクランボなどの果実,野菜,タバコ,ホップを多産する。農機具,家具類の製造も盛ん。特産将棋駒の生産は全国の96%を占め,将棋資料館があるほか,4月末に行われる人間将棋などで観光客を集めている。東日本大震災で,市内において被害が発生。113.01km2。6万2214人(2010)。

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