奥羽本線(読み)おううほんせん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

奥羽本線
おううほんせん

東北地方の福島山形秋田青森の各県を縦貫する幹線鉄道。 JR東日本。全長 487.4km。起点福島駅から板谷峠を越え,米沢,山形,新庄横手大曲,秋田を経て北上し,能代から米代川に沿い,矢立峠を越えて弘前経由で終点青森に達する。 1905年に全通。 92年7月に山形新幹線が開業したのに伴い,福島-山形間の軌道幅は新幹線と同じ標準軌となり,在来線の車両も標準軌に対応した新型車両が走行している。また,97年3月に秋田新幹線が開業した大曲-秋田間は,標準軌と狭軌の3線軌道方式となっている。沿線には防雪施設が多い。全線電化。

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百科事典マイペディアの解説

奥羽本線【おううほんせん】

福島〜山形〜秋田〜青森間のJR線。営業キロ484.5km。奥羽地方の縦貫鉄道の一つで,米沢・山形・横手各盆地,秋田・能代平野,大館盆地,津軽平野などを連ねる。最初から国鉄線として建設され,1905年全通。1975年全線電化。福島〜山形間は1992年標準軌間に改築され東北新幹線の列車が東京から直通する(山形新幹線)。また大曲〜秋田間は1997年標準軌間併用に改められ盛岡から田沢湖線経由で東北新幹線の列車が東京から直通する(秋田新幹線)。
→関連項目信越本線新幹線

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世界大百科事典 第2版の解説

おううほんせん【奥羽本線】

東北本線福島駅を起点とし,板谷峠を越えて奥羽山脈の西側を北上,山形,新庄,横手の各盆地,秋田平野を通り,東北本線青森駅に至る484.5kmのJR東日本の営業線。ほかにJR貨物に所属する土崎~秋田港間1.8kmの貨物支線がある。おもな経由地は米沢市,山形市,秋田市,能代市大館市,弘前市である。奥羽本線は福島側および青森側からそれぞれ建設を開始,まず青森側からは1894年12月青森~弘前間が奥羽北線として開通,福島側からは99年5月福島~米沢間が奥羽南線として開通,以後順次延長開通し,1905年9月湯沢~横手間の開通により福島~青森間が全通,奥羽本線と改称された。

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大辞林 第三版の解説

おううほんせん【奥羽本線】

JR 東日本の鉄道線。福島・青森間(米沢・山形・秋田・弘前経由)、484.5キロメートル。東北地方の中央縦貫線。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

奥羽本線
おううほんせん

東日本旅客鉄道(JR東日本)の線路名称。福島―秋田―青森間484.5キロメートル。全線交流電化。福島で東北本線から分岐して、奥羽山脈を越え、米沢(よねざわ)、山形、新庄(しんじょう)、横手の各盆地、秋田、能代(のしろ)平野、鷹巣(たかのす)、大館(おおだて)盆地、津軽平野などを経て、青森に至る東北地方縦断の幹線鉄道である。福島および青森から、官設鉄道の奥羽南線・北線として建設を進め、1894~1905年(明治27~38)全線を開業した。全通とともに奥羽線と称し、1909年の線路名称の統一で奥羽本線となった。
 奥羽山脈を横断する福島―米沢間は最急38‰(パーミル)の急勾配(こうばい)区間があり、開業当初より輸送上のネックとなって、特別な勾配線用機関車が使用されてきた。1949年(昭和24)福島―米沢区間の輸送力強化のため直流電化が行われ、東北地方における最初の幹線電化となった。また、1968年から進められた交流電化によって、この区間を含め同年交流に切り替えられ、1975年までに全線の交流電化を完成させた。1987年、日本国有鉄道の分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道に所属。1992年(平成4)から、福島―山形間は全線が軌間1067ミリメートルから1435ミリメートルに改築され(一部3線区間)、1435ミリ軌間の山形新幹線および在来線普通列車(車両を軌間に合わせて改造)の運転を行っている。1999年には山形新幹線が新庄まで延伸されたことで、山形―新庄間も1435ミリメートルに改軌された(一部区間では1067ミリメートル軌間も並設)。また、大曲(おおまがり)―秋田間は1997年から1067ミリメートル軌間と1435ミリメートル軌間が併用され、秋田新幹線と在来線普通列車が運行されている。[青木栄一・青木 亮]

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精選版 日本国語大辞典の解説

おうう‐ほんせん アウウ‥【奥羽本線】

東北地方の日本海側を縦貫するJRの幹線。東北本線福島駅から山形、秋田、弘前を経て青森駅に至る。明治三八年(一九〇五)全通。全長四八七・四キロメートル。

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