奈良刀(読み)ナラガタナ

デジタル大辞泉 「奈良刀」の意味・読み・例文・類語

なら‐がたな【奈良刀】

室町時代以降、奈良地方に住む刀工が鍛えた刀。近世には大量生産されて粗悪になり、鈍刀代名詞ともなった。奈良物

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精選版 日本国語大辞典 「奈良刀」の意味・読み・例文・類語

なら‐がたな【奈良刀】

〘名〙 中世大和国奈良県)奈良に住む刀工の鍛えた刀。近世には主として肥前で鍛造された鈍刀が奈良に移入され、そこで外装されて売り出された。大量生産による粗製の品が多くなったところから、鈍刀のことをもいう。奈良物。〔庭訓往来(1394‐1428頃)〕

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