日本大百科全書(ニッポニカ) 「宮崎(福井県)」の意味・わかりやすい解説
宮崎(福井県)
みやざき
福井県中央部、丹生郡(にゅうぐん)にあった旧村名(宮崎村(むら))。現在は丹生郡越前(えちぜん)町南部を占める地域。旧宮崎村は2005年(平成17)越前町に合併。国道365号が通じる。越前市の北西に接する丹生山地の農山村で、天王(てんのう)川、和田川上流の広い河谷と段丘上に集落が散在し、丘陵にはモウソウダケが多く、タケノコを特産する。また、陶土を産し、古くから越前焼の一中心であった。いまもれんが、土管などを産出し、小曽原(おぞわら)に県の工業技術センター窯業指導分所や福井県陶芸館のある越前陶芸村がある。江戸時代の豪農の住宅である相木家住宅は国の重要文化財となっている。
[島田正彦]
『『宮崎村誌』全4巻(1984~1987・宮崎村)』
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