容儀(読み)ヨウギ

デジタル大辞泉 「容儀」の意味・読み・例文・類語

よう‐ぎ【容儀】

礼儀作法にかなった身のこなし。また、その姿。
「常に飄然として、絶えて貴族的―を修めざれど」〈紅葉金色夜叉
顔だち。器量
「その―次第に、男のかたより金銀とるはずの事なるべし」〈浮・一代女・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「容儀」の意味・読み・例文・類語

よう‐ぎ【容儀】

〘名〙
礼儀にかなった姿・形や身のこなし。また、ととのった姿。儀容礼容
※勝鬘経義疏(611)十大受章「故先修容儀以静其志」 〔漢書‐馮奉世伝〕
② 顔だち。きりょう。容貌
御伽草子・猿の草子(室町末)「此猿ようぎこつがらよき若き者也」

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普及版 字通 「容儀」の読み・字形・画数・意味

【容儀】ようぎ

礼容。たちいふるまい。〔南史、陳宣帝紀〕長ずるにび、容儀を美(よ)くし、身の長(たけ)尺三寸、手を垂るれば膝(ひざ)をぐ。~騎射を善くす。

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