展転(読み)テンテン

デジタル大辞泉 「展転」の意味・読み・例文・類語

てん‐てん【展転/×輾転】

[名](スル)
ころがること。回転すること。また、めぐること。
「月と云者は…常に此地球の周囲を―と廻り歩く者にて」〈岡三慶・今昔較〉
寝返りを打つこと。
「『ああ苦しい、苦しい…』と烈しく叫んで―した」〈花袋・一兵卒の銃殺
一定しないこと。ころころと変わること。
「酒ゆゑ心―する夫の気質」〈浄・近江源氏
[類語](2寝返り

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「展転」の読み・字形・画数・意味

【展転】てんてん

ころがる。反復する。ねがえる。唐・李咸用〔山中夜坐、故里友生に寄す〕詩 展轉して簷(えんぜん)に睡りらず 一牀の山、竹風

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