銃殺(読み)ジュウサツ

精選版 日本国語大辞典 「銃殺」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐さつ【銃殺】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 銃でうち殺すこと。銃撃して殺すこと。〔五国対照兵語字書(1881)〕
    1. [初出の実例]「斯かる鳥獣の捕獲法は種々あれども、第一銃殺(ジュウサツ)するを軽便とす」(出典風俗画報‐二五三号(1902)動植門)
  3. 小銃で射殺する死刑の執行法。各国軍刑法でひろく定められており、旧日本陸海軍の刑法でも定められていた。また、一般刑法でもこれを定めている国もある。銃殺刑銃刑
    1. [初出の実例]「脱営せしと、人を殺せし罪とをもて勿論謙三郎は銃殺されたり」(出典:琵琶伝(1896)〈泉鏡花〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の銃殺の言及

【死刑】より

…1890年代以降18州),ガス殺(気密室内でいすに固定し青酸ガスを噴出する。1920年代以降9州),銃殺(銃による。ユタ州で採用),薬物注射(静脈に致死量の薬物を注射する。…

※「銃殺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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