惶懼(読み)コウク

デジタル大辞泉 「惶懼」の意味・読み・例文・類語

こう‐く〔クワウ‐〕【××懼】

恐れかしこまること。恐れ入ること。恐懼。
手紙などの末尾に、相手を敬って書き記す謙辞恐惶

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精選版 日本国語大辞典 「惶懼」の意味・読み・例文・類語

こう‐く クヮウ‥【惶懼】

〘名〙
① おそれかしこまること。おそれいること。惶恐。恐懼。
日本外史(1827)八「義満之薨、詔贈太上皇号、義持惶懼、辞不受」
② 手紙などの末尾に相手を敬って書く謙辞。惶恐。
江戸繁昌記(1832‐36)三「惶懼已むこと無し」

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普及版 字通 「惶懼」の読み・字形・画数・意味

【惶懼】こう(くわう)く

おそれる。〔漢書、張敞伝〕(敞)闕下より命す。數、~天子~敞を召す。敞、身重を被(かうむ)り、至るにびて、妻子家室、皆泣きて惶懼す。而るに敞獨り笑うて曰く、~今、來る。此れ天子我を用ひんと欲するなりと。

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