手前共(読み)テマエドモ

デジタル大辞泉 「手前共」の意味・読み・例文・類語

てまえ‐ども〔てまへ‐〕【手前共】

[代]一人称人代名詞。多く、商人などがへりくだって用いる語。わたくしたち。わたくしども。また、わたくしたちの家、わたくしたちの店。「手前共では掛け売りはいたしておりません」
[類語]私達私共我我我ら

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手前共」の意味・読み・例文・類語

てまえ‐ども てまへ‥【手前共】

〘代名〙 自称。商人、芸人などが用いた語。わたしども。商人は「わたくしの家庭」「わたくしの店」の意にも用いる。
歌舞伎幼稚子敵討(1753)二「手前共はとかく不信心にござるて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android