抜苦与楽(読み)バックヨラク

デジタル大辞泉 「抜苦与楽」の意味・読み・例文・類語

ばっく‐よらく【抜苦与楽】

仏語。仏・菩薩ぼさつが人々の苦を取り除いて楽を与える慈悲の働き。

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精選版 日本国語大辞典 「抜苦与楽」の意味・読み・例文・類語

ばっく‐よらく【抜苦与楽】

〘名〙 仏語。衆生の苦を取り除いて楽を与えること。慈悲のはたらきをいう。〔秘蔵宝鑰(830頃)〕

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四字熟語を知る辞典 「抜苦与楽」の解説

抜苦与楽

衆生の苦しみを取り除いて楽を与えること。仏教で慈悲のはたらきをいうことば。

[活用] ―する。

[使用例] 他方では無条件の「抜苦与楽」という思想が、片田舎路傍などに無数の観音像となってあらわれ[亀井勝一郎*私の美術遍歴|1956]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「抜苦与楽」の意味・わかりやすい解説

抜苦与楽
ばっくよらく

仏陀修行者が,その慈悲心によって,生きとし生けるものの苦を除き,彼らに楽を与えること。

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