敗種(読み)ハイシュ

デジタル大辞泉 「敗種」の意味・読み・例文・類語

はい‐しゅ【敗種】

声聞しょうもん縁覚えんがくのこと。敗根はいこん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「敗種」の意味・読み・例文・類語

はい‐しゅ【敗種】

〘名〙 (「根敗壊種」の略) 仏語声聞(しょうもん)縁覚(えんがく)は仏になる能力に欠け、仏果を得る種もくさっているということで、声聞・縁覚の二乗をいう。大乗から小乗を非難していった語。敗根
※九冊本宝物集(1179頃)九「二乗の敗種も得道の花、鷲峰の山庭にほころぶ」 〔法華玄義‐九下〕

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