デジタル大辞泉
「新電力」の意味・読み・例文・類語
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新電力
大手電力会社(一般電気事業者)とは別に新規に参入し、電気の小売りを行う事業者のこと。正式名称は「特定規模電気事業者」、略称「PPS」。2000年に開始された、契約電力2000キロワット以上の大工場・百貨店などを対象とした電力の小売り自由化に伴い参入が始まり、11年の東日本大震災後に太陽光など再生可能エネルギーなどを用いた新電力の増加が目立ち始めた。以降、新電力が供給できる契約電力枠は段階的に引き下げられてきたが、14年6月に、家庭向けの電力小売りも16年4月より自由化する法案が成立し(電力完全自由化)、月30社ほどのペースで新規参入が続いている。経済産業省に届け出た新電力の数は2014年末で468社。ただし、実際に電気を売る企業は60社程度にとどまっている。電力完全自由化の後は「一般電気事業者」「特定規模電気事業者」といった制度上の事業区分はなくなる。
出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例