精選版 日本国語大辞典 「札場」の意味・読み・例文・類語 ふだ‐ば【札場】 〘名〙① 江戸時代、芝居小屋で、入場券の札を売る場所。※評判記・役者評判蚰蜒(1674)ゑびすや座惣論「芝居もにぎわい舞臺もさかへ、〈略〉札場の銭の、あなかしこきも」② 江戸時代、人通りの多い辻や橋のたもとなどにあった、種々の布告や禁令の制札を立てておく場所。制札場。※河羨録(1743頃か)上「札場 深川之方制札場、船渡なり」③ 社寺でお守り札を扱う所。※江戸から東京へ(1923)〈矢田挿雲〉一一「この札場(フダバ)から出す御身代り御守は」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報