デジタル大辞泉
「制札」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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せい‐さつ【制札】
- 〘 名詞 〙 禁止の事項や布告などを書いて、路傍や辻に立てた掲示。
- [初出の実例]「洛中宿所甲乙人等 濫妨。任二制札一、可レ有二沙汰一候歟」(出典:新札往来(1367)下)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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制札【せいさつ】
禁制(きんぜい)・禁札・制符とも。禁令の個条を記し,路傍や寺社の門前・境内などに立てる札。平安時代から用いられたが,戦国〜江戸時代に最も多く用いられ,寺社・村落・市場などが軍隊の乱暴から免れるため,武将に請うて下付されたものもある。現在ではおもに寺社内での禁止事項を記したものをいう。
→関連項目禁制|下知状
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の制札の言及
【禁制】より
…中世末期からは板札に墨書して,神社・仏寺の門前,村落の入口等人目につきやすい所に掲げた。そのことから制札・禁札ともいわれた。制札ははじめ縦長,後になると横長になり,近世の[高札]にひきつがれた。…
【高札】より
…ヒノキ,梅などの板札に法令を墨書して高く掲げたもの。禁止,制限を内容とすることが多く,制札の称もある。この種の法令告知方法は,奈良時代末すでに存在したが,鎌倉~室町時代を通して発達し,江戸幕府も治政上大いに活用した。…
※「制札」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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