朽木糞牆（読み）キュウボクフンショウ

デジタル大辞泉

きゅうぼく‐ふんしょう〔キウボクフンシヤウ〕【朽木^×糞^×牆】

《「論語」公冶長「朽木は雕えるべからず、糞土の牆しょうは杇ぬるべからず」から》朽ちた木は彫刻できず、腐った壁は塗りかえができない。精神のくさった人間は教育のしようがないことにいう。朽木糞土。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

きゅうぼく‐ふんしょう キウボクフンシャウ【朽木糞牆】

〘名〙 朽ちた木や、腐った壁。どうにも手のほどこしようがないことをいう。朽木糞土。〔董仲舒‐賢良策一〕

出典　精選版 日本国語大辞典

四字熟語を知る辞典

朽木糞牆

朽ちた木と、腐った土塀。どうにも手のほどこしようがないことのたとえ。特に、意気込みや素質のない者には、どう教えようとしても教えようがないということのたとえ。

[解説] 「論語」に、朽ちた木は彫刻することができず、腐った土塀は塗り替えることができない、とあるところからできた語。

[類語] 朽きゅう木ぼく糞ふん土ど

出典　四字熟語を知る辞典