改訂新版 世界大百科事典 「東成瀬」の意味・わかりやすい解説 東成瀬[村] (ひがしなるせ) 秋田県南東端,雄勝郡の村。人口2872(2010)。真昼山地に含まれる標高1000m級の山が峰を連ねる。村域の大部分は広葉樹を中心とする山林からなり,中央を成瀬川が北流する。耕地が少ないため近世以来養蚕,タバコ栽培などに依存してきたが,現在も耕地規模は零細で出稼ぎも多い。山地を利用して肉牛の放牧が行われ,柳沢牧場,長倉牧場がある。岩手・宮城との県境の栗駒山一帯は栗駒国定公園に指定されている。執筆者:佐藤 裕治 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報