残殺(読み)ざんさつ

精選版 日本国語大辞典 「残殺」の意味・読み・例文・類語

ざん‐さつ【残殺】

〘名〙 (「残」はそこなう意) そこない殺すこと。また、残忍な殺害
西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外「貧にして悪心ある者は賄賂を貪て人を残殺し」 〔新唐書‐李綱伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「残殺」の読み・字形・画数・意味

【残殺】ざんさつ

そこない殺す。〔三国志、魏、文帝紀〕(黄初四年春正月)詔して曰く、喪亂以來、兵革未だ(をさ)まらず。天下の人、互ひに相ひ殘す。今(かいだい)初めて定まる。敢て私に復讎(ふくしう)するらば、皆之れを族(滅)せんと。

字通「残」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android