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賄賂 わいろ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

賄賂
わいろ

職務に関する不法な報酬。賄賂罪 (→贈賄罪 ) の手段とされるものをいう。金銭,物品の場合がほとんどであるが,人の欲望または需要を満足させるに足りる一切のものを含む。経済上の価値をもつ物であることは必要なく,一定の地位を与えること,情交承諾,提供などもまた賂である。社交儀礼の範囲内での贈り物は賄とはならない。中元,歳暮,見舞い,餞別などが典型例であるが,価格が相応の程度をこえるもの,また少額でも職務に対する対価性が明白なものは賄賂性を帯びる。

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デジタル大辞泉の解説

わい‐ろ【賄賂】

自分の利益になるようとりはからってもらうなど、不正な目的で贈る金品。袖の下。まいない。「賄賂を受け取る」
公務員または仲裁人の職務に関して授受される不法な報酬。金品に限らず、遊興飲食の供応、名誉・地位の供与なども含む。

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百科事典マイペディアの解説

賄賂【わいろ】

賄賂罪(収賄罪および贈賄罪)の手段とされるもの。金銭・物品ばかりでなく,人の欲望または需要を満足させるに足る一切のものを含む。一定の地位を与えること,情交の承諾なども入るが,一般社交上の儀礼とみられる程度の贈物は入らない。

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とっさの日本語便利帳の解説

賄賂

賄賂罪(収賄供賄贈賄)の手段とされる物、不法な報酬。金銭・物品だけでなく人の欲望を満足させる一切のもの、飲食の供応、一定の地位を与えること、情交の承諾等も賄賂。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

大辞林 第三版の解説

わいろ【賄賂】

自分に有利なようにはからってもらうために贈る金品。袖の下。まいない。
〘法〙 職務に関して受け取る不正な報酬。

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世界大百科事典内の賄賂の言及

【もてなし】より

…これは任料ともいわれているが,所職への補任を望む人の補任権者に対するもてなしの変形とみることができるので,その多少によって補任が左右されることも大いにありえたのであり,補任権者(荘園,公領の支配者)もまた,その収入を期待していたのである。 これらは賄賂(わいろ)となんら変わるところはないといってよかろうが,自立救済を基本としていた中世社会,とくに室町時代の社会はこうしたもてなし,酒肴料,一献料等の授受はまったく当然のこととして行われた。もとよりその過度な要求には強い反発があったが,そのこと自体については,法的,社会的な制裁・批判を受けることもなかったといってよい。…

【礼銭】より

…一般的にはお礼のために金銭を送ることであるが,中世とりわけ室町・戦国期に盛んで,何らかの権利を与えられることの代償として,下から上へ差し上げるものを礼物(れいもつ),礼銭といった。朝廷,幕府などの官職,役職への補任や継目安堵(つぎめあんど)(将軍などの代替りに際して,家臣らが前代同様に所領を安堵してもらう),課役免除などの礼として出される場合が多く,公私混同の結果として賄賂が公然と利権化して行われたものともいえる。例えば継目安堵の判物下付の礼銭でいえば,小早川氏は,1487年(長享1)継目安堵の御礼に上洛するに際し,庶子家や家臣に分担をさせ,土倉(どそう)に質入れを行って,400貫文弱を調達,上洛費用と礼銭分を調えている(《小早川家文書》)。…

※「賄賂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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