温飽(読み)おんぽう

精選版 日本国語大辞典 「温飽」の意味・読み・例文・類語

おん‐ぽう ヲンパウ【温飽】

〘名〙 あたたかい衣類を着、十分に飲食すること。安逸な生活のたとえ。暖衣飽食
本朝続文粋(1142‐55頃)一・初冬述懐百韻〈藤原敦光〉「衣粮非俸祿、温飽及妻拏
経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後「内には温飽の楽しみなく、外には鋒鏑の苦あり」 〔揚雄‐益州牧箴〕

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普及版 字通 「温飽」の読み・字形・画数・意味

【温飽】おんぽう(をんぱう)

暖衣飽食。〔東軒筆録、十四〕劉子儀~戲れに之れに語りて曰く、元、三場を試み、一生着し盡さずと。沂(王曾)色を正して答へて曰く、曾、生の志、に在らずと。

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