湯ノ川温泉(読み)ゆノかわおんせん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「湯ノ川温泉」の意味・わかりやすい解説

湯ノ川温泉
ゆノかわおんせん

島根県北東部,出雲市東部にある温泉。宍道湖に流れ込む斐伊川流域に位置する。オオクニヌシノミコト(大国主命)の妻であったヤカミヒメ(八上比売)が発見したと伝えられ,戦国時代には尼子氏将兵が傷の手当に利用したともいわれる。泉質は単純泉。泉温は 25℃。皮膚病,胃腸病,神経痛効能があるほか,美人の湯とも呼ばれて美肌作用も高い。宿は田園のなかに点在し,静かな環境が静養客に好まれている。

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