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宍道湖 しんじこ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

宍道湖
しんじこ

島根県北東部にある湖。面積 79.1km2。最大水深 6.4m。周囲 47km。日本第7位の面積をもつ汽水湖。地溝性の陥没湖で湖岸線は単調。湖水は松江平野を貫く大橋川によって中海へ,島根半島を縦断する人工の佐陀川によって日本海へ流出。

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デジタル大辞泉の解説

しんじ‐こ〔しんぢ‐〕【宍道湖】

島根県北東部の海跡湖。湖水は淡水に近い汽水で、魚類やシジミが豊富。湖上に嫁ヶ島がある。面積約79.2平方キロメートル。平成17年(2005)ラムサール条約に登録された。

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百科事典マイペディアの解説

宍道湖【しんじこ】

島根県北部の湖。陥没により生じ,のち入江の出口が沖積作用で閉じられた湖で,ほぼ淡水。標高0m,面積79.25km2,最深6.0m。西から斐伊川などが流入,東から大橋川と人工の佐陀川で排水。
→関連項目島根[県]島根半島宍道[町]玉湯[町]斐川[町]

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世界大百科事典 第2版の解説

しんじこ【宍道湖】

島根県北東部にある汽水湖。北の島根半島,西の出雲平野,松江市街のある東の松江平野に囲まれた宍道地溝帯に形成された陥没湖で,湖岸線は単調である。東西約16km,南北約6km,面積約80km2。最深部は6mときわめて浅い。来侍(きまち)川,玉湯川などの小河川が注ぐが,最大の流入河川は出雲平野を貫流する斐伊(ひい)川である。排水は,おもに東岸松江市街を経て中海(なかうみ)につながる大橋川による。 宍道湖は,《出雲国風土記》には中海と合わせて入海(いりうみ)と記されている。

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大辞林 第三版の解説

しんじこ【宍道湖】

島根県北東部にある湖。淡水に近い汽水湖。面積80平方キロメートル。大橋川によって中海なかうみと通ずる。東岸に松江市がある。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔島根県〕宍道湖(しんじこ)


島根県北東部の海跡湖。島根半島の南側に位置する。斐伊(ひい)川の堆積(たいせき)作用で日本海から隔離された。西岸に出雲(いずも)平野が広がり、東岸に松江(まつえ)市がある。面積79.2km2。東西に長い長方形をしており、南部と北部は山地・丘陵が迫る。西から斐伊川が流入、東から大橋(おおはし)川が流出。島根半島を縦断する人工水路の佐陀(さだ)川により日本海と直接つながる。東岸近くに嫁ヶ(よめが)島がある。スズキ・シラウオ・ワカサギ・ボラ・コイ・フナなどの刺し網漁とシジミ漁が行われる。湖上交通も盛ん。東側の中海(なかうみ)を含めて干拓地造成・淡水湖化計画が進行していたが、漁業と環境を守る反対運動が起こり、1988年(昭和63)、計画は凍結された。湖岸の風光に優れ、「宍道湖十景」と称される景勝地がある。サイクリング・釣りの好適地。松江温泉・玉造(たまつくり)温泉などの行楽地も近く、ハクチョウの飛来地としても知られる。ラムサール条約登録湿地の一つ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

宍道湖
しんじこ

島根県東部、宍道低地帯にある海跡(かいせき)湖。面積79.1平方キロメートル、周囲47キロメートルで、東西に長い。最大深度6.4メートル。大橋川によって中海(なかうみ)に接続する。湖岸の南部と北部には山地や丘陵が迫っているが、湖岸線は単調である。流入する河川のうち西岸の斐伊(ひい)川が最大で、排出河川は東岸の松江市を貫流して中海に注ぐ大橋川と、北岸から流出して日本海に注ぐ人工水路佐陀(さだ)川がある。古来沿岸地域はしばしば洪水にみまわれたため、1787年(天明7)に佐陀川が掘削された。現在も水面標高が0メートルであり、豪雨時には水害を招くことが多い。また、中海、大橋川を通じて海水が逆流して塩害を生じることもある。1963年(昭和38)米の増産を目的に、宍道湖と中海を淡水化し、干拓地や周辺農地への農業用水として利用する計画(中海・宍道湖淡水化事業)が着手された。しかしその後は米の減反が進み、淡水化による水質の悪化なども問題となり、1988年(昭和63)鳥取、島根両県が国に工事の延期を申し入れ、事業は凍結し、2002年(平成14)宍道湖、中海の淡水化事業は中止となった。湖水は淡水に近い汽水(きすい)で、魚貝類もコイ、フナ、シラウオ、ワカサギ、ボラ、スズキ、シジミなど豊富である。湖上東部には玄武(げんぶ)岩からなる小島の嫁(よめ)ヶ島が浮かび、湖北には十六禿とよばれる旧海食崖(がい)がある。水郷松江の市街地を南北に分ける大橋川には全長138メートルの松江大橋が架かり、また、その西側には1972年(昭和47)に宍道湖大橋(310メートル)が架設された。なお、宍道湖は2005年(平成17)に、ラムサール条約登録湿地となった。[飯田 光]

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