白太刀(読み)シロダチ

デジタル大辞泉 「白太刀」の意味・読み・例文・類語

しろ‐だち【白太刀】

《「しろたち」とも》つかさやなどの金具を、すべて銀製とした太刀しろがね作りの太刀。
「或いは四尺五尺の―に、虎の皮の尻鞘しりざや引き籠め」〈太平記・三四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「白太刀」の意味・読み・例文・類語

しろ‐たち【白太刀】

〘名〙
① 金具に銀を用いて作った銀作りの太刀の総称。しろがね作りの太刀。銀剣
※太平記(14C後)三四「或は四尺五尺の白太刀に、虎皮の尻鞘引籠め」
武家故実で、進物目録に書かれた「白太刀」の文字のかわりに金銭を贈ること。
随筆・遠碧軒記(1675)下「白太刀と云は、太刀はなく代ばかりを献ずるを、禁中にはなき名目なり」

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