短兵(読み)タンペイ

デジタル大辞泉 「短兵」の意味・読み・例文・類語

たん‐ぺい【短兵】

短い武器弓矢長槍長剣などに対して、刀剣手槍てやりの類。
「―ヲモッテ攻メル」〈和英語林集成

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「短兵」の意味・読み・例文・類語

たん‐ぺい【短兵】

〘名〙 短い武器。弓矢に対して刀剣を、長い矛や槍に対して短い手槍などをさす。また、そのような武器を持って戦う兵士
法曹至要抄(1210頃)中「或偸隠短兵其懐。〈世諺謂之一尺三寸〉横行路頭而略人」
太平記(14C後)二〇「斉宣王は自楚の短兵(タンヘイ)と戦て干戈に貫かれて」 〔史記‐項羽本紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「短兵」の読み・字形・画数・意味

【短兵】たんぺい

短い武器。〔史記、季布伝〕丁、項の爲に高を彭の西に窘(ちくきん)す。短兵接し、高なり。

字通「短」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の短兵の言及

【武器】より

…その他では斧も使われた。短兵つまり短い武器としては刀と剣が使われ,これは全長が長くなった。そのため首を携帯する必要性が増し,適当な距離があれば,刀や剣で闘い,至近距離では首で攻撃した。…

※「短兵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」