長剣(読み)チョウケン

精選版 日本国語大辞典 「長剣」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐けんチャウ‥【長剣】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 長いつるぎ。
    1. [初出の実例]「左少弁帯野劔、右少弁帯長劔、何是何非不尋知也、但年首政始之日必帯長劔云々」(出典中右記‐嘉保二年(1095)一一月九日)
    2. [その他の文献]〔漢書‐蓋寛饒伝〕
  3. 時計の分を刻む長い針。長針。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「長剣」の読み・字形・画数・意味

【長剣】ちよう(ちやう)けん

長いつるぎ。〔荘子盗跖〕子(し)、甘辭を以て子路きて之れに從はしめ、子路をして其の(高)冠を去り、其の長劍を解き、へを子に受けしむ。

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世界大百科事典(旧版)内の長剣の言及

【刀剣】より

…以後はほとんど片刃の武器が主流となり,剣は実用武器としては使用されず,不動明王の持物や儀礼用の宝器などにおもに用いられた。大刀(たち)日本刀【原田 一敏】
【西洋】
 近代にいたるまでの長い歴史のなかでさまざまの形状のものが用いられたが,集団戦での長剣を見るかぎり直剣が主流を占め,反りのある曲刀は近代になってサーベルが一般化するまでは傍流であった。 ギリシア,ローマではがもっとも重要な武器で,剣はむしろ二次的な武器とされ,近接戦で使用されたにすぎない。…

※「長剣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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